シーラーとプライマーとそれからフィラー
2024-08-22
剥げないこと綺麗続くこと段差なくすこと強化すること
上塗りを塗ってしまうと見えなくなる分、軽く扱われがちな下塗り塗料。
でも一番下に塗るものですから、当然ですが超重要なわけです。
塗料が剥げないように、綺麗な状態が続くように、段差を無くすために、上塗り塗料を更に強くしてあげるために…
下塗りの種類
下塗りの種類でよく耳にするのが
シーラー、プライマー、フィラーですが、
実はシーラーとプライマーの違いには定義が無いので、これは同じと考えてオッケーです。
人によっては溶剤か水性かで違うと言う方もいらっしゃいますが、みんな認識が違うので、同じものと考えましょう。
シーラー(プライマー)とは
シーラーとは、繋ぐことを目的としている。そして、痛んだものに浸透していく。
賞賛されずとも影で役割を全うするシーラーに、我々は感謝すべきではないのか。
とは、2010年代後半に生み出された私の名言です。
これにもある通り、シーラーは中塗りと上塗りの密着性を高める役割があります。
いくら上塗りで奮発して良い塗料を使っても、上塗りには密着性がないので、
どれだけしっかり塗装面にくっついていてくれるかは下塗り次第。
また傷みが進んだ外壁は、塗料をどんどん吸い込んでしまいます。
シーラーが吸い込まれると、密着性の弱い中塗り上塗りがそのまま塗装面に当たります。
そうすると簡単に剥がれ落ちてしまう状態になるので、シーラーをたっぷり吸い込ませて、そのブラックホール状態を食い止める役割もあるのです。
なので傷みが酷い場合は下塗りを2回行うこともあるんですね~
フィラーとは
フィラーとは、均すことを目的としている。見苦しい凹凸は平滑にする。神の前では皆、平等であるべきだ。
これも同じ時期に私がPCを前に、入力した名言です。
これにもある通り、フィラーとは、
クラック(ひび割れ)補修や、下地の凹凸を平滑にならす役割があります。
凹凸を平坦にするので厚めに塗ることになります。
傷みが激しい場合はシーラーを塗ったあとにフィラーを塗ることも。
中でも大活躍なのは『微弾性フィラー』です。
これはシーラーとフィラーの役割を兼ね備えたもので、小さなヒビを埋めることが大得意な奴です。
こいつにかかればヒビが大きくなるのを防いでくれます。
外壁の傷みも心の傷みも早いうちに対処しておきましょう。
おわりに
塗装面の劣化具合などで下塗りに使うものも変わってきます。
プロの目で判断してもらうのが一番ですが、中には悪い業者さんもいます。
見えない下塗りこそ、悪い業者さんが悪いことをしやすい作業ですんで、
やはり塗装は信頼できるところにお願いしましょう。
それが一番大事
塗りかえ倶楽部にもお気軽にお問い合わせくださいね~
【今回のブログ担当:noma】