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エクステリア配色 【配色のキホン編】

2017-12-05

エクステリア配色~配色の基本編

外装の配色についてのはなし

前回刷毛を掘り下げて書き始めてしまい、後半には後悔していた私です。どうも

今回はエクステリアの配色について。

最後までウキウキして書けるようなテーマを選んでみました。

女子なんで!!!!!

しかもね!私ね!色彩検定持ってるんですよ!!(しかし2級)

私これまで色彩検定(しかし2級)と普通自動車免許だけで生きてきた人間なんで!!

色彩検定は一発合格ですからね!!!はい!!!
(自動車免許は筆記でアホほど落ちた)

配色の前に

配色をする前に、ちょっと知っておいてほしいこと書いときます。

まず、何色にする?
って聞かれたとき、だいたいの方は「青」とか「ブラウン」とかって答えると思うんですが、その中にも沢山の色があるのです。

ブルー系がいっぱい

ほうーら。

これは日塗工の色見本からブルー系の色の一部を抜き出してます。
(画面で見ている色と実際の色は違いますよ!)

色を選ぶにあたって、これでも多いと感じるでしょうが、
この色見本は塗装によく使われる色を選らんで載せているだけなのでごく一部です。

ブルー系だけで色の量はこの調子ですから、特別なセンスがないと配色なんて決められないんじゃ?
と怖気づいてしまいそうです。
が、配色は別に特別なセンスがなくても上手いことできるものなんですよ。

色相・明度・彩度

色には色相・明度・彩度というものがあってですね…
あ、全然難しくないですよ。
自動車免許アホほど落ちた私が説明することに難しいことなんてないです。はい。

では説明いきます。

色相これ↓

色相の図

明度これ↓

明度の図

彩度これ↓

彩度の図

です。はい、おしまい。

明度と彩度を併せて、トーンと呼んだりもします。

はい、おしまい。

一般的な配色のルール

エクステリア、インテリア、ファッションもそうですが、
ベースカラーアソートカラーアクセントカラーをそれぞれ、6:3:1の割合で配色する
というのが一般的なルールです。

もちろんルールから外れて何色使っても構いませんが、3色までに抑えておくと、まとまりやすくなりますよ。

ベースカラーを決めよう

まずベースカラーを決めます。

このベースカラーとなる色が全体のイメージを決定することになります。

色について全く学んでいなくても、色のイメージはなんとなく、皆さん共通のものも持ってますよねきっと。

色のイメージの図

このイメージを頭に置いたまま、ベースカラーには好みの色を選びましょう。

アソートカラーを決めよう

そしてアソートカラー
ここからは配色便利グッズを使っていきましょう。

これが噂の色相環

↑これは色相環というものです。
この色相環、配色を決めるときに非常に役に立つんですよ。
このただの虹丸が。

PCCS色相環はほんとは24色あるんですけどね。基本を理解するにはこれで十分。

例えばベースカラー←この色に決定していたとします。

色相で言うと、『青』です。

その場合、アソートカラーは同じ色相かお隣さんの色相で、ベースカラーと同一か似たようなトーンを選んでおけば間違いない。

同一配色か隣接配色でアソートカラーを決める

まとまりのある落ち着いた、無難な配色ということになります。
(青×青紫はトーンの変化をつけているのでハッキリした配色になってます。)

エクステリアの場合は更に落ち着いた配色が多いですよね。

ちなみに個性的なインテリアやファッションに使用する場合は、
↓このあたりを選んでもトーンを合わせれば楽に配色できるし大丈夫。

類似トーンの配色

トーンか色相とりあえずどっちか合わせときゃ無茶苦茶なことにはならないよ、ってことです。

アソートカラーベースカラーを支えるような、補完するような、そんな役割。

アクセントカラーを決めよう

これで全体が大体決まっているので、最後にアクセントカラーを決めちゃいましょう。

アクセントカラーはトーンも強気に攻めれるんで、私はこれ選ぶのが一番好きです。

アクセントカラーは、ベースカラー補色にするのが一般的。

補色というのは、色相環でいうと向かい合ってる色相になります。

補色は色相環の向かい合ってる色

正反対の色ですね。

一番強いのは赤系と緑系の補色の組み合わせ。

この2つを隣り合わせちゃうと、見てる人がもうしんどくなるレベルなので、
彩度の高い赤×緑(青緑)は合わせるべきではありません…

赤をずっと見続けていたあと白い壁を見ると、緑が浮かんでくるってこと、経験ないですか?

これ人間の目が
「赤キッツ!!!!しんど!!!!!もうやだ!!!!!!!!」
ってなって、正反対の緑を映すんです。

手術服が緑っぽいのは、血の赤の補色だからだそうですよ。
大事な手術中に目の錯覚が起きちゃったらダメですからね。

はい。ここぞとばかりに知識を披露しました

きっと、私を見直して感心している最中だと思うので進むのは名残惜しいですが、配色を完成させましょう。

配色の完成

完成した配色

どうですか。

① ベースアソートが既に補色でハッキリした配色なので、アクセントには無彩色のグレーを。

② 赤系×緑系のキツめになりがちな配色なので渋めトーンで。なんかおいしそ。

③ 畳の部屋っぽい。ファッションに使うと自分を面白いと勘違いしてる人にアスパラガスとか言われがち。

④ やっとエクステリアっぽいやつ。でも補色無視。今までの説明台無し。ご近所配色ですが赤の彩度を上げてる。

こんな感じ。

アクセントカラーはハッキリさせる差し色的な役割だけじゃなくて、
①みたいに中和させて2色を馴染ませるような役割もあるんですねー

このルールは塗装だけじゃなく普段から使えるので、なんとなく覚えておけば
それなりにセンスある人だなぁくらいには思われますから便利です。

画像では分かりやすくするためにエクステリアにしては派手めの色を選びましたが、
実際はもうちょっとトーンを落ち着かせた配色で塗装してる家が多いですよね。

色相環を使った配色ルールはもっと沢山あるんですが、
それはもう「読めば分かる!色彩検定」みたいなブログになってしまうので書きません。

あ、でも塗りかえ倶楽部ではこんなんやってるんですけどね?

塗りかえ倶楽部の塗装後カラーシミュレーション

カラーシミュレーション見本

ご希望の場合はPCで作った塗装後のイメージを出せるんです。

でも色って、人によっても照明によっても天気によっても時間によっても日によっても塗る素材によっても他にも様々…とにかく見え方が全然違うので、あくまでイメージと思ってください。はい。

おわりに

これで終わりと思ったでしょう!?
まだ続きますよ!?だってまだ『エクステリアの配色』についてはなんにも書いてないですよね!?ね!?

始まってないですよ!?!?

ということでまた次回。

【今回のブログ担当:noma】

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