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塗装刷毛のはなし~歴史と形状の種類~

2017-08-09

塗装刷毛の歴史と形状

塗料を綺麗に塗るために欠かせないアイツ

塗装をする際に最も大切な塗装用具と言える刷毛ですが、近年ではローラーやコテバケが同時に使われることも増えました。
それでも細かい場所など刷毛でないと綺麗に塗れない場合があるので、やっぱり刷毛は欠かせない道具なんです

それに刷毛を使って塗装してる職人さんの姿ってかっこいいじゃないですか。
初めてDIYをするとき、やっぱり刷毛を使いたいじゃないですか。
あー今めっちゃ塗装してるわーって気持ちになれるじゃないですか。

そんな刷毛についての歴史や種類、使い方等をご説明していきます。
今回の記念すべき刷毛第一弾は刷毛の形状について。

ざっくり刷毛の歴史

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初っ端から話がぶっ飛びましたが、物事を知るにはまず歴史からって言いますから。はい。
ということで刷毛の歴史を簡単にざっくりと書かせていただきます。

日本での刷毛の起源というのは、はっきりとは明らかにはなっていませんが、
『縄文土器時代には既に刷毛の原型があった説』があるほどその歴史は古いものです。
人の隣には常に刷毛があったと言っても過言ではないんですね。

過言ですね!!!

塗装用刷毛が一般に広まったのは江戸末期。
あの黒船ペリーと共に日本にやってきたペンキがきっかけです。
日本で最初の刷毛は、外国製のコッピー刷毛の模倣からだと言われています。
初めは外国の真似から始まった刷毛作りですが、国内での製造技術はここから著しく発展していきました。
そして、筋違い形の刷毛は日本オリジナルの形であり、現在最も使用されている刷毛の形状となっています。

さすが日本の技術って感じですね。

刷毛の形状

色んな刷毛

刷毛の歴史をざっくりと書きましたが、ここからが本題の刷毛の種類についてです。

刷毛は使用する塗料や箇所によって使い分けなければならないので、様々な種類があります。
油性用、水性用…馬毛、山羊毛…など、知っておきたいことは山ほどあるのですが、今回は刷毛の形状についてご説明します。

・ 筋交い(スジカイ)刷毛
大塚刷毛の筋交い刷毛

最もポピュラーなのが、先程も登場した『筋交い刷毛』。
柄が斜めに傾斜していて、鉛筆を持つ要領で塗れるので細かい部分も塗りやすいのが特長です。

これは国内では主流の形状ですが、海外には無い日本独特の形です。
細かく繊細な作業で美しい仕上りを追求した結果生み出された、日本人らしい形と言えます。これぞメイドインジャパン

初めての刷毛選びではまずこれを選んでおけば間違いなさそうですね。

・ 平(ヒラ)刷毛
大塚刷毛の平刷毛

筋交い刷毛とは逆に、海外で最も一般的に使われているのがこの『平刷毛』。
平らで幅広、毛に対して柄が真っ直ぐ伸びている形です。

日本では広い面を塗るのに主に使われますが、近年大きい面積を塗る際はローラーやコテバケがよく使用されるので、あまり使われなくなっています。

DIY好きの方には、そこを敢えて刷毛でいっちゃってほしいですね。

・ 寸胴(ズンドウ)刷毛
大塚刷毛の寸胴刷毛

これは歴史の古い『寸胴刷毛』。
毛の量が多く分厚いのが特長で、粘度の高い油性塗料を引き伸ばして塗るのに使われます。

これも現在ではあまり使用することがなくなってしまっている形状ですが、この形こそが日本の刷毛製造のきっかけとなった刷毛。

と言うだけあって、形が無骨でなんかかっこいい。私はこれが一番好きです。
かっこいいから。

おわりに

刷毛での塗装は塗る人の技術がそのまま仕上りに出てしまう、素人にとってはドキドキのチャレンジですが、技術を持った職人さんが塗ればローラーやコテバケでは敵わない綺麗な仕上りになります。

刷毛でないと塗れない細かい場所もありますし、現在でも刷毛は塗装には欠かせない道具です。

ご家庭で塗装する方も、刷毛を使いこなしてどうせならかっこよく、職人っぽい自分に浸りながらDIYしましょう。

【今回のブログ担当:noma】

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